振興ビジョン策定について(4)ヒアリング調査

 基礎調査では、アンケート調査とあわせて農家等を対象にヒアリング(農家インタビュー)を行うことがあります。アンケート調査では把握できないテーマや具体的な課題をより深く把握するには、直接会って聞き取りをする方が良いからです。

 アンケート調査は早いタイミングで行うことがほとんどですが、ヒアリングはその目的次第で実施のタイミングは異なります。

 アンケート調査と平行して、または、アンケート調査の結果がある程度把握できた段階で行うこともあれば、課題や施策の方向性がある程度整理され、具体的に実施する施策をイメージした上で行うこともあります。

 多くは前者のケースで、現状・問題点を把握し、課題を明確にすることを目的として実施します。対象は認定農業者(個別経営、組織経営)や認定新規就農者、6次産業化に取り組むグループなど様々です。また、農業者ではありませんが場合によっては県の農林事務所(普及指導所)、JAなどの関係機関・団体に対してヒアリングを行うこともよくあります。

 ヒアリングは1回2時間程度、通常は対象者3~4人(法人)をまとめて行ったり、関係機関・団体等へのヒアリングでは、テーマ毎(水田農業のうち主食用米、園芸作物の担い手対策など)で関係者全て集めて行うこともあります。どのように行うかは、調整の手間や開催に係る負担を見ながらということになります。

 いずれにしても効率よく行う必要があるので、事前にヒアリングシートを作成し、調査項目を予め伝えておくなどの準備を行います。

 また、ヒアリング対象者の方はこちらから聞かなければ話をしてもらえないので、対象者ごとで抱えている問題、取組課題などを想定して行う必要があります。関連施策などもある程度知った上で話をしないと効果的なヒアリングをすることができないため、事前準備はしっかりやって臨みます。