振興ビジョン策定について(3)アンケート調査②

 アンケートの調査票ですが、「イエス・ノー」の択一式、「思う」「どちらでもない」「思わない」または「非常に・・・」を加えた5段階形式、あるいは、想定される回答分をすべて列記して該当するものを複数選択してもらう方法、そして自由記述などを組み合わせて作成します。

 様々な角度から分析しようとすると、「イエス・ノー」形式か「5段階(または3段階)」形式で実施する方が良いと思いますが、色々なテーマについて設問を作るとボリュームが膨れあがり、回答される方の負担が大きくなります。

 このため多くの場合は、水田農業、園芸作物、鳥獣被害、資源管理、地産地消、6次産業化などの各テーマについて想定される回答を選択肢として列記し、回答者にチェックしてもらう方法をとります。選択肢は6~9、多いときは14~15程度記載する場合もあります。複数回答を求めるケースでは、回答数を「3つまで」など一定の制約をかけます。そうすると、単純集計した際の棒グラフは多いものから順に綺麗な階段状になります。

 これとあわせて、各選択肢の最後に「その他」として自由記述の欄を設けます。この時、選択肢の中に妥当な回答がなければ、集計した際に「その他」の回答数が多くなり見た目の悪い結果となるので、そうならないようしっかりと吟味して選択肢を作成する必要があります。

 また、「5段階」形式の設問も併用することがありますが、主には「施策評価」や「施策満足度」の調査をする場合です。

 以上のような形式を組み合わせて調査票を作成し、通常はA4版で6~7ページ程度で印刷して配布していますが、自由記述を記載しなければ番号をチェックするだけなので、それほど負担になることはなくある程度の回収率は確保できています。

 対象者が同じ農家の方であっても、地域、年代、経営部門や経営規模などで抱える問題、求める施策はさまざまなので、振興ビジョン等を策定される場合は施策の評価、施策実施の裏付けとして是非、アンケート調査をお勧めします。

 さらに、都道府県域などの消費者アンケートを行う場合は、設問数が多くなければ、LINEを活用する方法も経済的です。ただし、LINEでは、回答者に偏りがでる可能性があります。

 これまで、農家や市民、消費者、企業、農業高校など色々なパターンの調査を数多く行ってきていますので、ある程度は結果を予測しながら調査票を作成することができます。

 アンケート調査の実施だけでも受託しますので、お気軽にご相談ください。